●蔵元自慢
慶長8年(1603年)、大大名佐竹家家老職、土佐守根本義昭が酒造りを創めてから現在まで約400年続く「久慈の山には、様々なエピソードがある。
元禄5年(1692年)、領内を巡視した黄門様(水戸光圀)は、根本家に立ち寄り、「久慈の山」を賞味して、「これはうまい!!」と誉め称え、ご機嫌であったという。
文政元年(1818年)の某日の朝には、根本家の先祖が枕元に立ち”家から300mほど離れた駒形神社の下を掘ってみよ、水が沸くぞ!!” と知らせた。掘ってみると、なるほど滾々と水が沸いている。この水を引いて仕込みをしたところ、それまでにないすばらしい酒が出来て人気が上がる。
弊社杜氏曰く「神社の水は優しく甘い軟水で沸きつきがいいですね。他の井戸の水は渋くて酒になりません」。科学も分析学も無い時代に、好適な水を夢枕によって掘り当ててしまうのは、迷信として片付けられない不思議なものがあります。
また、冬になると、奥久慈地方を縦断する久慈川の谷づたいに、北から「八溝おろし」と呼ばれる寒風が吹き、吟醸酒の寒仕込みに役立ち、こうした自然の恵みが芳醇な酒質の醸成に役立っている。
弊社の代表銘柄、大吟醸「御城」は、鑑評会受賞酒の系列品で、創業者が仕官した城にちなんで命名、少し冷やして飲むと上品な吟醸香にまろやかな味がすばらしいと人気がある。
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